迷子の珍客

夕方、何やら外で母の話し声がしたのですが、その言葉遣いが、どうも妙なのです。
子供相手に話しているような口振り。
「ナントカ（聞こえなかった）ちゃん、よく来たね～。」
明らかに怪しい…
もしや猫でも迷いこんだか！？

と玄関を開けてみると!!

セキセイインコが飛び込んできました。
超ビビリましたよ（苦笑）。
どうやら烏に追われ、命からがら、うちの庭先の木まで飛んできたらしいです。
母が話しかけると、頭を傾げながらじっと話を聞いているようで、手を差し出したら、降りてきて留まったらしいです。
かなり人に慣れている所をみると、何処かで飼われてて逃げてきたかな…と。

とりあえず、飼主が見つかるまで保護しようか…という話になり、急遽近くのホームセンターで、鳥かごと餌を調達してきました。


こやつ、中々の大物で、人の頭に留まりたがるんです。
そしてかごを組みたてている間、手に留まったり、かごに飛びついたり、目の前をウロチョロするので、作業がし辛い。
そんな折、母が作業誤って、私の左手人差し指を、かご組み立て中に剪みました(>△<)
ま…また左手かよぅ！
私の左手、何か憑いてる！？

うちでも、小学生の頃インコを飼っておりました。
１度目で食物連鎖を目の当り、近所の猫にかごをひっくり返され、食べられてしまいました。
２度目で、かごの清掃中、入り口から入れていた手の隙間を縫って、脱走！
大空へと羽ばたいていってしまいました。
３度目は、日向ぼっこがてら庭先に出していた所、近所のガキに逃がされました（爆）。
それ以来、インコさんはうちでは飼わなくなったのですが…。


「誰かの生まれ変わりかもよ？」などと言って眺めております。
死んでしまったインコ達なのか、それとも昨年他界した愛猫なのか…
はたまた前世は人だったのか…。
幕末に生きた人だったらどうしましょう（無いから！/爆）。

かごの外に出たインコって、中々戻ってこないので、こんなあっさりと人様の傍に来るとは思いもしませんでした。
不思議な縁ですね。